2026/09/04
「村田きょうこ」を再び国会へ「できることは、すべてやる」
第28回定期大会あいさつ(抜粋)
【機関紙JAM・2026年8月 25 日発行 第 331 号】
熊本地震ならびに千葉県豪雨災害において亡くなられた皆様に、衷心より哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。困難な状況が続いておりますが、一日も早い復旧復興を心よりご祈念申し上げます。
2026年春闘は、JAM結成以来、初めてベア平均一万円を上回る結果を出していただきました。地方JAMの皆様の連帯と、単組執行部の皆様の粘り強い交渉、そして何よりも、それを支えていただいた組合員の皆様の団結力の勝利であると確信しております。
しかし一方で、大手と中小の格差はさらに開いてしまいました。中小企業労働者の賃上げは、まだ十分とは言えません。私はこの間、「一万円の壁」と申し上げてきました。これは、単なる金額の問題ではありません。長年の賃金抑制が生み出した心理的な壁であ
り、意識の壁です。この壁を打ち破らなければ、再び賃上げの流れは細り、物価高だけが人々の生活を圧迫する状況に逆戻りしてしまいます。賃上げを我慢しても、雇用は守れない。これが、30年の賃金停滞から私たちが学ぶべき、最も重い教訓です。
2027年春闘は、まさにその試金石となります。厳しい状況は十分に理解しています。ですが、合成の誤謬を打ち破り、日本経済の輝きを再び取り戻すために、力強い春闘を組織してまいりましょう。
次に、1年半後に迫りました参議院選挙について申し上げます。
何としても、もう一度、「村田きょうこ」を国会に送らなければなりません。「村田きょうこ」は、JAMと基幹労連の組合員、そしてそのご家族の幸せの追求のために必要不可欠な存在であるだけでなく、すべての働く仲間にとって極めて重要な存在です。私たちJAM、そして基幹労連の仲間の皆様には、「村田きょうこ」を再び国会へ送る責任があります。
「できることは、すべてやる」この覚悟を、この場で誓い合おうではありませんか。
そして、これらすべての運動の基盤となるのが、組織強化・拡大の取り組みです。労働組合がなければ、実質賃金は上がらない。そのことは、もはや明白です。組織が強くなければ、「村田きょうこ」再選の夢もかないません。わずか1%にも満たない中小企業労働者
の組織化、遅々として進まない非正規雇用労働者の組織化を、さらに強化していかなければなりません。
組織拡大は、単なる組織人員の増加を意味するものではありません。春闘の波及効果を最大限高めること。政治的影響力を行使すること。共済を含めた福利厚生をさらに充実させること。財政を安定させること。つまり、組織拡大とは、JAM運動の基盤そのものを強化する取り組みです。組織拡大なくして、JAM運動のさらなる発展はあり得ません。
私たちJAMには、多様な仲間がいます。企業規模も、地域も、立場も異なります。違いがあるからこそ、対話が必要です。対話によって合意をつくり、団結によって社会を動かす。これこそが、労働組合の使命です。知恵を出し合い、対話を重ね、団結力を結集し、ともに力強く前進してまいりましょう。
会長 安河内賢弘