政策ニュース

2002年1月31日 第2002−25号

《発    行》  J  A  M

《発行責任者》 大山  勝也

《編     集》 社会政策局

TEL:03-3451-2586

mail:syakai@jam-union.or.jp

  

少子高齢化の進展に衝撃的な推計値

社会保障審議会人口部会で新将来人口推計を発表

  

 1月30日、第5回社会保障審議会人口部会において、「日本の将来推計人口(2002年1月推計)」結果が報告され、確認されました。この新しい推計人口は、200010月に実施された国勢調査人口を基準に、国立社会保障・人口問題研究所が推計したもので、前回は1997年1月に行われています。新推計によると、前回推計に比べて少子・高齢化がさらに進展の度合いを深めています。

  

 部会では、「合計特殊出生率は非常に衝撃的な数字。国を挙げて少子化対策を強化すべき」「今後の社会保障、社会全体に与える影響は計り知れない」などの意見が相次ぎました。連合・JAMが求める「仕事と家庭の両立支援法制定」や「保育所待機ゼロ」など、子育て環境の一層の整備が急務となっています。

   

2000年

2025年

2050年

新推計

前回

新推計

前回

新推計

前回

総人口(万人)

12,693

12,689

12,114

12,091

10,059

10,050

65歳以上人口割合(%)

17.4

17.2

28.7

27.4

35.7

32.3

65歳以上人口(万人)

2,204

2,187

3,473

3,312

3,586

3,245

 

   

新推計

前回

総人口のピーク

2006

12,774万人

2007

12,091万人

長期の出生率仮定

1.39

1.61

長期の平均寿命    

男=80.95

男=79.43

女=89.22

女=86.47

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