2003春季生活闘争中央討論集会開く




 JAMの2003年春季生活闘争中央討論集会が12月9-10日、熱海市内のホテルで開かれた。
 今年度は、雇用と生活を「守る」取り組み。雇用確保・退職金保全、企業経営問題を基軸に、地方・単組・本部が一体となった取り組みを進める。

 提案された闘争方針の基本スタンスでは、「全単組要求提出」を原則に、各単組で一番直面している課題を要求する。
 賃金では、「賃金構造維持分の確保と個別賃金の水準要求」をJAMの統一要求とし、一時金は、年間五ヵ月基準、ミニマム四ヵ月確保などを掲げている。
 集会の開会あいさつで小出会長は、景気回復の兆しも見えず、デフレ経済に陥りつつある今日、「従来のような闘いが通用するとは思わない。03年の取り組みは、中小を基軸に雇用問題まで発展する」と危惧し、「来春の生活闘争は労働界にとって大きな変化になる。記憶に残るような討論集会になるよう期待する」と力強く述べた。
 一日目の方針提案後や二日目の「要求と闘い方について」の分散会では、闘争の基本スタンスを中心に参加者から質疑があがった。賃金・一時金の数字の根拠や中小でも出しやすい数字の提示、「雇用を守る」をもっと強調して欲しいなど、単組の切実な状況を反映した意見が出された。
 全単組一斉要求提出は2月20日。回答指定日は1月の中央委員会で決定する。


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