賃金水準の維持・復元

JAM第20回
中央委員会

12年春季生活闘争方針決める

 JAMは、春闘方針などについて決議承認した第20回中央委員会を1月20日(金)、都内のホテルで85名の中央委員の出席を得て開催した。冒頭、眞中会長は「今春闘は日本の構造的な問題解決に向けて安定成長に回帰させる取り組みと位置づけ、JAMとしては賃金構造維持分を確実に確保し、現行賃金水準を下げない取り組みの強化、中期的視点に立った賃金の復元を図かり、60歳以上の雇用と所得確保を行おう」と呼びかけた。

 決定した2012年春季生活闘争方針は、「昨年と変わらない要求を掲げ、成果を引き出すことにあり、過去の水準低下に対する回復を目指す取り組みを強化する。目安として1%の配分の是正をはかる」とし具体的な要求では、賃金水準の維持として(1)賃金制度のあるところでは賃金構造維持分を確保する(2)賃金制度はないが、賃金実態の把握に基づいて推計できる場合は、その相当分を要求し、確保する(3)賃金制度がなく、賃金構造維持分の推計もできない場合は、平均賃上げ要求基準として4,500円以上を目指す。
 賃金の是正・改善については、(1)回復が必要な単組は中期的な是正目標を定め、昨年に引き続き1,500円以上の水準を目指す要求を組み立てる(2)賃金構造維持分を確保してきた単組でも、人材確保、初任給の引き上げ、賃金分布の偏り・歪み等に対し、企業状況や必要に応じて、賃金改善・是正の要求を組み立てる。複数年を掛けて是正に取り組むところでは、標準労働者要求基準、JAM一人前ミニマム基準を活用し、人材確保や格差是正の観点から水準の引き上げや賃金カーブの整備に向けた取り組みを行う。
 日程では統一要求日を2月21日(火)とし、統一回答指定日を3月13日(火)、14日(水)に設定して全単組が統一して行動する。
 また、今回の春闘の特徴点である2013年問題への対応として60歳以降の雇用と所得確保のために希望者全員を65歳まで働けるような制度づくりに取り組むことを確認した。