この申し入れは、JAMの組織内国会議員である今泉昭参議院議員の仲介で実現した
 この日申し入れたのは、JAM本部の小出幸男会長、津田やたろう副会長など3人とJAM栃木の宮地清委員長、廣瀬英夫書記長などで、JAMの組織内国会議員である今泉昭参議院議員の紹介で実現した。
 足利銀行が地場に与える影響が大きいことから、今泉議員と小出会長は特に健全な中小企業が貸し剥がしや融資の滞りなどによって経営・雇用問題が発生しないよう措置を講ずるようそれぞれ申し入れの趣旨を説明。
 JAM栃木の宮地委員長は、足利銀行が栃木県内に大きな影響力を持っているため、@中小企業や地場産業で企業存続や雇用問題 A受け皿が外資系という話もあり、今後貸し剥がしが発生するのではないか B新規融資に応じてもらえるのか?その条件が厳しくなるのではないか C今後の姿が見えてこない−−など心配が広がっていると実情を訴え、支援と指導を求めた。
 これに対して高木長官は、これまでの破綻銀行の処理は、処分するための措置であり、きちんと貸せと指示していないから貸し剥がしが起こった。しかし地場に大きく根ざした足利銀行は違う「足利銀行は健全化・再生を目指す」「当然円滑な融資や新規融資をしていく」と回答した。
 さらに、@担保を確保するすることより、融資先の能力や実情を把握し対応するよう指導している A関係省庁と連携して対応し、セーフティネット貸し付けの対象としたい B受け皿への譲渡は想定していない。新経営陣の下で再生し、それを受け皿としたい−−などと答えた。
津田やたろう副会長は、「融資が滞って企業がつぶれることのないように」と特に申し入れた。